SensiumVitals

低出力ワイアレス半導体およびソフトウエア技術のパイオニア「Toumaz」は、患者の生体シグナルをワイアレスでモニタリングする低出力システム『SensiumVitals』に関して、EU Medical Devices Directive(欧州医療機器指令)のCEマークの許可を得たことを発表しました。CE Markにより、EU全体での販売が可能になります。

Toumazグループは、イギリスの民間ヘルスケア提供業者であるSpire Healthcare と協力し、SensiumVitalsをイギリスですでに試験販売しています。

2014年初めには Spire Healthcare で試し利用が始まる予定です。Spireは全国に38の病院を所有しており、患者ケア分野のリーダーとしての評価を得ています。

St Johnのヘルスセンターの外科ユニットで今年行われた同様の試し利用により、同システムの臨床的および経済的なベネフィットが明らかになりました。

これとは別に、Toumazは北米におけるSensiumVital供給に関してNantHealthと契約を結んだことも発表しました。

北米で行われたSensiumVitalsの使用試験結果は、同システムが入院期間短縮と医療費削減をもたらすことを示しています。そのため、イギリスと欧州各国でも同様の結果が得られると期待されています。患者ケアのコスト削減を実現するための技術戦略において、SensiumVitalsは重要な要素になるでしょう。

SensiumVitalsを用いれば患者の状態悪化をすぐに把握できるので、迅速な治療介入で予後をより良好にすることができます。