ランニングは心臓に悪い
心血管の健康について考えるとき ランニングなどの身体活動をすぐに思い浮かべるのではないでしょうか。しかし、マラソンは心筋の変化を引き起こして心臓の肥大をもたらすことが明らかになりました。とくに運動経験の少ないランナーで顕著だそうです。
『Canadian Journal of Cardiology』に掲載された論文の試験結果により、多くの競技者は長期間のトレーニングにより心筋の損傷や異常を呈していることがわかりました。
この新しい試験では、ランニングが心臓にどの程度の負担をかけるのか、さらに回復不能なダメージをもたらすかどうかを評価しました。
ケベック・シティーマラソンに参加した18~60歳のアマチュア長距離ランナー20名を対象に試験が行われました。
その結果、約半数のランナーで心室機能が低下しており、さらに、心臓に負荷を与えると心臓の肥大と血流減少が生じることが確認されました。
マラソンランナーは競技に参加する前に十分な準備をする必要があります。