血圧は病院よりも家で測ったほうが正確

病院で検査を受けるとすれば、だれしも少なからず緊張するものです。血圧検査とて例外ではありません。中には、医師や看護師を見ただけで一時的に血圧が上昇してしまう人もいます。これを白衣性高血圧といいます。

軽症の高血圧患者のうちの2~3割にこの白衣性高血圧が現れるといわれていますが、特にこの傾向は女性に多く見られるそうです。

更年期の女性は、女性ホルモンが減少することで生じる独特の不安感が、病院での緊張状態に拍車をかけているのでしょう。ですから、診察時に測定する血圧の値は、必要以上に重視しないほうがいいかもしれません。

正しい血圧を知りたいのであれば、家庭で毎日同じ時間に血圧を測ってみるとよいでしょう。ノートに結果を書き込んだ血圧手帳があれば、自分の体調に気を配る良い材料になるでしょう。体の変化に興味を持ち、体の発する小さなサインを見逃さないことが、サイレントキラーを未然に防ぐ第一歩になります。