Lipiodol注入剤

肝細胞がん(Hepatocellular Carcinoma )の患者に用いるLipiodol注入剤がFDAオーファンドラッグ指定(Orphan Drug Designation)を受けました。

米国における肝細胞がんの患者数は2013年で約35,000人に上るといわれています。オーファンドラッグ指定は、20万人以下の患者数を治療するための医薬品に与えられます。

肝細胞がん患者は、疾患管理の一環としてリピオドールを使用できるようになります。また、今後の開発状況の進展によっては、コンピューター断層撮影法(computed tomography)で肝細胞がん成人患者の病変部を可視化および特定する上で、リピオドールを使用できるようになる可能性もあるそうです。今後の進展に注目ですね。

選択的冠動脈内造影法でのLipiodolの有効性と安全性はFDAによって審査されているところです。

Guerbet社について

同社は医用画像システムで世界的に有名な会社です。放射線医学を得意分野とし、X線およびMRI製品などを提供しています。