コンピューター支援翻訳に用心!!

あなたは今までにまとまりのない滅茶苦茶な文章を読んだことがありますか? もしそうなら、それはコンピューターを利用した翻訳によるものでしょう。

ウエブサイトで「このページを翻訳する」を読んでしまったら、目を閉じて一呼吸しましょう。クリックしたら史上最悪の文章を目にすることになります。コンピューター支援による翻訳は変な結果を招くことになります。

新しい製品の説明書が例えば中国語で書かれていたら、それを機械翻訳すると失望するでしょう。

日本のホテルで見られる有名な言葉に「You are invited to take advantage of the chambermaid」があります。これはまぎれもなく機械翻訳によるものです。

コンピューター翻訳の弊害

私たちが「言語」と呼ぶコミュニケーション・システムは、とっても複雑で気まぐれなものです。それをうまく使いこなそうとする取り組みは、結局は無駄に終わることになります。なぜなら、言語は地域や各話者の取り組みであり、個人や文化、教育、様式などの独自性に基づいて使用するものだからです。人々の表現方法を決めるのは文法や規則ではないのです。

次に示す複数の障害が機械翻訳の適用を妨げます。

多義性(Polysemy):言葉のもついろんな意味は、コンピューターソフトウエアでまだ理解できません。もちろん、意味の曖昧さにも対処することは不可能です。

句読点(Punctuation):書き言葉(written language )の最も重要な部分は、機械翻訳にとって乗り越えられない障害(insurmountable obstacle )です。

構文(Syntax)も機械翻訳で対応することができず、スペイン語の複雑な語順(word order)を理解することができません。