Bunavail(ブプレノルフィンとナロキソンの口腔フィルム)

BioDelivery Sciences International社は、オピオイド依存(opioid dependence )の維持療法(maintenance treatment )に用いるBunavail(ブプレノルフィン・ナロキソン口腔フィルム[buprenorphine naloxone buccal film])の新薬申請がFDAに受理されたことを発表しました。処方薬ユーザー・フィーの施行により、Bunavail申請書の審査は2014年6月上旬までに完了する見通しです。

Bunavailは、オピオイド依存症の維持療法で特許取得済みのBioErodible MucoAdhesive(BEMA)技術を用いてブプレノルフィンと、中毒抑止効果をもつオピオイドアンタゴニスのナロキソンを送達するものです。また、ブプレノルフィンを効率的に送達するだけでなく、剤形の違いという課題も克服できるようデザインされています。

Bunavailについて

Bunavailは、ブプレノルフィンとナロキソンの唯一かつ初の口腔内適用型(ほっぺたの内側にくっつける)であり、オピオイド依存症の維持療法で使用できるよう開発されました。特許で保護された BioErodible MucoAdhesive 薬物送達技術を用いています。

Bunavailの活性成分であるブプレノルフィンは、服用しても胃腸管ではほとんど吸収されませんが、口腔の粘膜(頬の内側やベロの下あたり)からはすんなり吸収させるという変わり者です。依存性オピオイドによる禁断症状を緩和します。