アイコンタクトは逆効果!?

「他人を納得させる上ではアイコンタクトが効果的な方法である」という広く支持された考えは常に通用するわけではないことが、新たな研究によって明らかになりました。場合によっては逆効果にもなるそうです。ひぇ～

『Psychological Science』オンライン版に最近掲載された研究結果は、アイコンタクトが説得への抵抗を増加させるかもしれないことを示しています。

研究副主任を務めたBritish Columbia大学助教授Frances Chenは次のように述べています。
「アイコンタクトの効果に関してはたくさんの伝承がありますが、今回の研究により、アイコンタクトは懐疑的なリスナーの気持ちをそれほど変化させないことがわかりました。あなたが政治家や親であろうと、相手が自分と全く異なる考えをもっている場合には、アイコンタクトが裏目に出ることがあります」

この研究チームは最先端の視標追跡(eye-tracking )技術を用いて、さまざまな説得シチュエーションにおけるアイコンタクトの有効性を調査しました。

相手を自分の意見に納得させようとしている人の映像を被験者に見せて、彼らの眼の動きを追跡しました。
その結果、被験者は話し手の目を見るほど、相手の考え方を受け入れないようになりました。