フレンチ・ホルン奏者は難聴になりやすい!?

フレンチ・ホルンの音は耳へのダメージが大きいことが、新たな研究によってわかりました。
なんだって?

フレンチホルンのプロの演奏家は騒音による聴力損失(hearing loss )のリスク下にあるため、耳を守るための対策をとならなければならないとのこと。

オーストラリアの研究者がプロのフレンチホルン奏者144名の聴力を評価したところ、22%で騒音誘発性の難聴が確認されました。この結果は、ジャーナル誌『Occupational and Environmental Hygiene』に最近掲載されました。

また、フレンチホルン奏者はプロのオーケストラミュージシャンのうち、難聴になるリスクが最も高いことがわかりました。

フレンチホルン奏者は試験の一環として研究員に耳の保護の仕方を説明しました。

酸化者の18%が聴力保護器具を使っていることがわかりました。この結果には研究員も驚いたそうです。
しかし、その18%のうち、聴覚保護具を適切に使っている者はわずか19%でした。ほとんどの人は「たま~に使う」という感じなんだそうです。

そのため、演奏者に対しては聴覚学者による助言や指導が必要であることが、今回の試験により明らかになりました。

プロのホルン奏者における聴覚障害のエビデンスが確認されましたが、原因と影響の関係に関してはまだ十分にわかっていません。

軽度の難聴でもピッチを識別できなくなってしまうので、ミュージシャンにとっては命取りになります。