グーグルの翻訳アプリにネパール語追加


Google Translateがネパール語での同サービスも開始したことが、同アプリケーションの公式ブログで公表されました。

発表によれば、9つの言語がGoogle Translateに新たに追加されました。Google Translateは、文書にある言葉や文章を部分的に翻訳することで非ネイティブ・スピーカーをサポートする、ユーザーに優しいアプリケーションです。9つの言語の追加により、同アプリが対象とする国際言語(world languages)の総数は80に達しました。

「本日、我々は、アフリカ、アジア、オセアニアにわたる9つの言語を追加しました。追加言語の話者数はトータルで2億人以上です。ネパールとインド北西部だけで約4200万になります。」

Nepal Telecom Authority(ネパール電気通信庁)から得られた最近のデータは、特定の形式でインターネットで利用することができます。しかし、報告によれば、インターネット利用者の6%のみが信頼性の高いインターネット接続(無線モデム[wireless modem]、optical fibre、ケーブルモデム[cable modem]、ADSLCDMA 1X、EVDOおよびWiMAX)にアクセスできるとのこと。

Google Translateサービスへのネパール語の導入は、ソーシャルメディアでポジティブな評価とネガティブな評価の両方を受けています。

Googleユーザーの多くはネパール語での翻訳サービス追加に喜んでいますが、ソーシャルメディア・ユーザーの一部は同アプリによる翻訳の質に不満を抱いているようです。

Facebookファンページ「Routine of Nepal Banda’」に更新されたポストへの返答で、 Aaditya Rauniyar は次のようにコメントしています。「ネパール語から他言語、または他言語からネパール語への翻訳では、筆記体の認識や音声入出力などの機能がない」

また、機械翻訳における不正確な文法や句読点(incorrect grammar and punctuation)に関しても不満の声が上がっています。「MS WORDでネパール語の文書をコピーできない」。

しかし、満足か不満足であるかに関係なく、Google Translateが成し遂げたことを評価する人はたくさんいます。

「今回の件に私は大いに関与しています。私はグーグル社に対して同サービスにネパール語を追加するよう何度も要請してきました」と Maxx Baduは話します。また、 Abhisek Upadhyay は「Googleが対象言語リストに載せている言語のなかで、ネパール語に最も近い翻訳可能言語はヒンディー語でした」

翻訳の文法と質に対するユーザーの不満に関して、Head of Communications and Public Affairs, Google Southeast AsiaのMyriam Boublilは次のように述べています。「Google Translateは日々進化し続けています」(答えになっていないような気もするのですが・・・)。

彼女はこの問題に関してそれ以上のコメントをしていません。